施工実績WORKS

事例01

搬送系

大手ネット通販の倉庫でも活躍するAGV台車の製作実例

お客様のご要望
AGV台車にて、特定の場所、高さまで部品搬送させたい
AGVにバッテリーは搭載したくない

動作説明

指定箇所にガイドレールを設置し、テーブルをレールに沿って上昇させます。
アクチュエータを必要とせずにテーブルを、通常の倍高さまでプーリーを使って90度回転させながら上昇させます。

動作説明1

製品の運搬中、テーブルは一番下がった状態で台車は走行します。

動作説明2

指定箇所にガイドレールを設置。テーブルの土台に取り付けた滑車がガイドレールによって持ち上げられるとテーブルが徐々に上昇します。

動作説明3

指定箇所に到着する手前でテーブルが90度回転して搬送完了です。

メリット

  • センサー制御ではないので、制御部分をコスト削減。
  • シンプルな構造にすることで耐障害性が向上。

設計・製作ポイント

滑車の原理を用いることで、テーブルを700mm上昇という要望をクリア。
実際には、ワイヤーリンクを駆使して動作は可能となりましたがワイヤーが疲労破壊によって切れる事案が発生。
対策品を検討しましたが、ワイヤーでは曲げ半径が限界と判明。
担当設計者が、休日にヨットを見て、セーリングロープが使えないかと思いつき、調査をすると耐荷重はワイヤーよりも高く、曲げ半径はワイヤーより小さくできることが判明し採用。

製作ポイント

滑車の原理:赤いロープを緑のところで引いた場合は、緑分しかロープは移動しないが
滑車をオレンジ分移動させると、2倍の距離が移動できる。