事例02
FAシステム
大手自動車部品メーカーの部品反転装置
- お客様のご要望
- 製造途中の部品をパレット上で反転させたい
部品自体は仮組付け途中状態で持ち上げることは困難
スペース上の問題が大きく、ロボットアームの導入は不可能
動作説明
製造途中の部品をパレットで上下挟み込みんだ後、左右から回転用アームでパレットをつかみ部品を180度(表裏)を回転させます。
パレットには、箱状の部品の中に細かな部品がいくつも入れられており、作業者がその部品の上に上蓋を置きます。
部品を上下パレットで挟み込みこみ、持ち上げます。
上下のパレットを回転用アームが左右から挟み込み、同時にパレットのアームを外し、180度回転させます。
メリット
- 仮組み部品に触れることなく部品を180度反転させるすことができます。
- ロボットの導入に比べ省スペースで実現しました。
設計・製作ポイント
当初、お客様から、参考として提示を受けた装置を基準に検討しましたが、要求されるスペース内にどうしても収まらず、当社から代替案を提案をさせていただき、採用となりました。
部品を上下に挟み込んだパレットを回転させることでは多くのスペースが必要になるため、上下に挟んだパレットを左右からアームでつかみコンパクトに回転させることで省スペースを実現しました。ただ、パレットが樹脂なので、アームが掴む場所によっては歪みが発生(しなってしまう)しっかりつかまないと、物が落ちてしまう為それをいかに防ぐか。つかむ場所をどこにするかの位置決めに苦労しました。