事例04
搬送系
工場内スペースを活かす電気・エアーレス特殊機構スライド台車
- お客様のご要望
- パレット運搬台車を作って欲しい。出来るだけ安く。
工場通路で台車の置く場所が狭い。出来るだけ伸縮するようにしたい。
動作説明
通常は、伸縮させる際にはリニアガイドなどを用いますが、今回はリニアガイドを使わずに、キャスターを活用することにより製缶精度にて伸縮機構を製作しています。
お客様指定の専用パレットがコロコンローラーで移動してきます。
パレットは、人が積み替えることなく台車上のローラーを使って積むことが出来ます。
パレットが台車奥まで差し掛かると、台車がスライドして伸びます。この時、ロック機構が働き、パレットを台車上でロックし、パレットが台車から落ちるのを防ぎます。
台車で運んだあと、台車からパレットを押し出すと、自動的にロック機構が外れ、それと同時に台車も使用前の幅まで自動的に縮小します。パレットを降ろした後の台車を通路上に置く場合に通路に余裕が出来ました。
メリット
- 製缶部品を適度に利用したことでコストダウンが出来ました。
- また、粉塵などにも強くラフに取り扱うことが出来ます。
- カラクリでロックすることにより、作業者のひと手間を削減。
製作ポイント
製缶精度でもスムーズに動作出来るように工夫しています。構造を単純化することで、メンテナンス性も向上しました。